1-3 支出を削減する〜ヤブキチが実践したお金の節約術をシェア〜

こんにちは、ヤブキチです。

みなさん『支出の分析』については見てもらいましたか？

この記事では、僕が実践した支出の削減方法をシェアしたいと思います！

『支出の分析』で作成した家計簿の分析結果を基にムダな支出を見直す作業を行ないましょう。

バケツに水を入れて貯めようと思っても、穴が空いていてはなかなか溜まらないのと同じように、お金は節約しない（浪費している）と貯まらないし、貯まらないと増やせません。

まずは、浪費というバケツの穴をしっかりと塞ぐ作業を行っていきます。浪費されやすい項目を挙げるので当てはまるものから見直していきましょう！

たとえ、今現在すぐに節約できる金額が5,000円であったとしてもそれは将来の大きな成果となります。

例えば、毎月5,000円を投資して平均年利５％で10年間運用した場合は77万6,411円、20年間運用した場合は205万5,168円となり、節約金額が１万円、２万円と増えるほどこの金額は倍増していきます。（投資において５％以上の利回りは現実的で十分達成可能な数字です）
※「楽天積立かんたんシミュレーション」を使用し計算したので、自分でも計算してみましょう。

ここでは、この倍増させるための準備作業を行っていきます！

数字は嘘をつかないので、しっかりと支出の削減に取り組むことで、目に見えた成果が出ます。

節約はやっていくにつれ結果がでるので、段々と楽しくなり良いサイクルへと突入しますよ！

支出削減をする目的

皆さんは既にお金のことを学んで『お金の真実』を知っており、おそらく節約には前向きな姿勢でいると思います。

当然、今までと同じ行動をしていたら何も変わらないので、新しい価値観を持って新しい目標を実現するために行動を起こしましょう！

但し、人生にとって意味のないものになるので、自分や家族のストレスになるような節約だけは避けるようにしましょうね。

この記事では、①「巧みにイメージづけられた価値観を見直し、無駄に買わされたり支払わされているようなものを中心に省く」に関して説明します。

節約する目的は人生を豊かにするためなので、今この時も人生の一部だから無理のある節約は辛く長続きしないので、じっくりと検討して決定しましょう。
美味しいものを食べて、楽しい旅行も行きそのうえで節約も可能な方法を考えていきましょう。

まずは、支出を削減しようとする時は金額の大きい固定費から見直すことが効果的なので、一般的に家計簿での金額が高いであろう順番に列挙していきます。

住居費（家賃、ローン）を見直す

住居費は、おそらくほとんどの家庭で一番大きい支出であろうと思われます。

だからこそ効果が高いので、しっかりと見直していきましょう。

但し、住居が変わることは生活が大きく変わることにもつながるので、家族がいる場合はしっかりと話し合いを行い、みんなが納得した上で行うようにしましょう。

賃貸住宅の場合

賃貸住宅にお住まいの場合は比較的実行しやすいと思います。

賃貸物件の場合、家賃は駅からの距離が大きく影響するので、地域にもよりますが駅から徒歩15分以上ならば同じグレードでも駅近物件よりも数万円安い物件があったりするので、じっくりと探してみてください。

その代わり、駅から遠くなった分を会社や学校に近い駅にするなどして、少しでも通勤・通学のムダな時間を短縮し、生活の質を向上させるなどの工夫も合わせて行ってみましょう。
同じ市区町村だと、よほどの人気の駅でないかぎり徒歩15分以上離れると駅ごとの家賃は極端には変わらない場合が多いの調べてみてください。

特に、若い人達はここで将来の貯蓄金額に差がつくので、特に早期のセミリタイアを考えている人は、思い切って引越しを選択しましょう！

敷金や引越し費用など、最初に少しまとまったお金が必要ですが、すぐに回収できるので長期的な視点で判断することをオススメします！

自己所有物件の場合

戸建てやマンションなどの自己所有物件をお持ちの場合は、売却などをするといろいろな面でトラブルや損失の方が大きい可能性が高いので、引っ越しよりも月々の支払いとトータルの支払い額を減らすことを考えてみましょう。

ローンを組んでから5年以上経過していて、一度もローンの見直しを行っていないのならば検討しても良いかもしれませんよ。5年以内でも今の金利と比較して高いならば検討しましょう！

もし借り換えをするならば、金利は『完全固定金利』で『ボーナス払い無し』で返済することをおすすめします。

理由は、月々の返済額を固定することで破綻リスクを回避するためです。

今、日本は十分すぎるほどの低金利状態なので、『完全固定金利』にして毎月の返済額を確定させた方が生活が安定します。
「いつ来るかもわからない金利上昇に怯えた不安な生活」や「変動金利は”金利が上昇しない”ということに賭けることと同じだから、そんなギャンブルのような生活」を避けることが出来るからです。

もし、金利上昇のタイミングが子供の大学入学などと重なってしまった場合、それまでの計画は全て狂ってしまいます。住宅ローンは元本が大きな金額なので金利の上昇は命取りになるのです。

今回のコロナ禍で感じた人も多いと思いますが、世の中は何が起こるか分かりません。特に日本は災害の多い国なので、給料が減ったり、ボーナスが無くなるなんてことは十分に予測できることです。

だからいつも大きな物事を判断するときには、「何か変化が起こることにより大きな不安を抱えるようなこと」や「ギャンブルになるようなこと」を避ける判断をすると破綻リスクは小さくなるとヤブキチは考えています。

自動車費用を見直す

住居費の次に大きい支出はやはり自動車費用でしょう。

特に公共交通機関が発達した都市部にお住まいの人には実行しやすく非常に節約効果が高いので、検討する価値はあると思います。

ヤブキチは、都市部の勤務先に近い場所に引っ越し、また自動車に乗る頻度も少なくなったのもあり、節約のため車を売却しました。

実際の節約額は次のとおりです。

以上が、自動車売却費の内訳です。

矢印の緑文字価格は、もし売却せずに10年間乗り続けた場合の月々の支払い額です。

ご覧のとおり、月5万5,541円の節約となりました。もしローンを組んでいた場合は金利分も節約になります。

そしてヤブキチはこの月々の節約金額を全額投資にまわしました！
楽天シミュレーションで計算して５％利回りで積み立てた場合、10年間で862万4,533円、20年間では2,282万9,221円となります。

これはかなりの節約となりました。車を乗っている方なら分かると思いますが、外出先での駐車料金であったりETC、車内グッズの購入など細かい支出も多いので、実際は計算以上の節約になると思います。

本心を言うと４０代男性にとっては、世代的に車を手放すことにはすごく抵抗がありました。
そして、何年か悩み、売却してからも最初は少し後悔がありました。
他人からは「車も持ってないの？」的なニュアンスの言葉を言われたりもしました。
でも、もしそう言われた時は「君よりも高い車に乗ろうと思えばいつでも乗れるんだよ」って心の中で呟いてやりましょう（笑）
そんなこと言う人はマネーリテラシーの無い人だから、気にせず自分のすべきことを遂行していきましょう！

実際、そんな見栄などは何の意味もないものだし、他人の価値観に合わせて生きるのではなく、自分の価値感を持って自分のために生きた方が幸せになれると思います。

今となっては300万円で購入し、たった2年で200万円になり、100万円を失った後悔の方が大きいです（涙）
人気車種で程度も良かったので、まだ200万円で売れたのは良い方だそうで、業者に聞いたところ普通は半値程度が相場だそうです。

物の価値って得てしてそういうもので、家にしろ車にしろ新品には本来のその物の価値以上の価格が上乗せされており、場合によっては無駄な出費につながることをリアルに勉強しました。

そして、車売却後は「タイムズカーシェア」を利用しています。
特に都市部に住んでいる人ならば、探せばすぐ近くで借りられるし、月額費用はたった880円なのに無料利用料880円分がついているので実質的には無料となります。
利用時間も15分単位で利用できるので、220円〜／15分利用できて非常に経済的です。
ランニングコストが安いので、もしそれなりに利用したとしても、車を所有していた頃と比較したらかなり節約効果が高いのは一目瞭然ですね！

ヤブキチの場合は、車売却後で不便を感じたことはほとんどありません。
今後も車が生活で絶対必要な地域へ引っ越すことがない限り、わざわざ高い費用を払ってまで車を乗ることもおそらくないと思います。

特に独身の人や若い人は、節約効果がかなり高いので挑戦してみてはいかがでしょうか！

最後に、年収が1,000万円以上もある人でも金融資産が1億円に届かない人の特徴は、新築マンションや新車を頻繁に買い替える人といわれています。車を売却しないとしても節約を目指すのであれば、短期間で新車を乗り換えることを繰り返すのだけはヤメましょう。

もしどうしても車が必要で購入するならば新車でなく中古車を購入することが節約につながると思います。

保険料の見直し

保険は入っていた方が安心だからとか、周りに勧められたっていうような漠然とした理由だけで契約したりしていないでしょうか？

保険が本当に必要な意味を理解し、見直してみましょう！

このように、人生においてその物事が発生することにより現在の資産だけではカバーできない場合に保険が必要となり、それを補えるだけの範囲内で最低限の保険に入ることを目的とすべきなのです。

しかし、実際多くの人は目的から外れた貯蓄性の高い終身保険で必要以上の保険料を払わせられたりしているのが現状のようです。

もし、終身保険に入っている場合、貯蓄目的で入っているのなら利回りが低く貯蓄としては非常に非効率です。もし、上の②の目的に備えるのならば、必要最低限の金額での掛捨て保険の方が掛け金も安いうえ保証も手厚いので効率的なのです。そして差額は投資に回す方がパフォーマンスが上がります。

自動車保険の場合、これも必要最低限の範囲で加入し、同じ保証内容でも保険会社によっては年間5,000円以上差が出ることもあるので、一度調べてみる価値はあると思います。

火災保険で賃貸住宅の場合、仲介の不動産屋で加入した保険は割高な場合が多いのでネット保険で調べ、必要最低限の保険料で契約し直す方がよいでしょう。

このように、生命保険、自動車保険、火災保険など全ての保険を見直してみてください。

やはりネット保険が安い傾向にあるので、今の保険証書をみながら比較してみましょう。

友人の紹介だからなどの義理は捨て、家族の人生が大きく左右される最悪の事態を想定したうえで、保険の必要性、目的をしっかりと定めた見直しをしていただけたらと思います。

携帯電話（スマホ）料金を見直す

今支払ってる携帯電話料金って実際みなさんは高いと思っているのでしょうか？

もしそう思っていても高い料金を払い続ける理由は何なのでしょうか？

もちろん利用方法によっては大手３キャリアにもメリットがある場合はあります。
例えば大容量通信（目安として月に20〜30G以上）を行う人にとっては割安になることもあるし、通話し放題プランなどもあります。

しかし、格安SIMでも使い方を工夫すれば個人として利用する分には十分に目的を達成できるので料金を見直せる余地はかなりあります。

例えば、映画や動画は観るものが決まっているならばWiFi環境下で事前にスマホにダウンロードしたり、友人との通話は出来る限りLINE電話にするなど、ちょっとしたことで通信量や通話時間を大幅に抑えられます。

ヤブキチは格安SIMに変えて５〜６年になりますが、全く不便は感じたことは無いし、周りの格安SIMに変えている人達に聞いてもほとんど聞きません。

格安SIMは電波がつながりにくいなど悪いイメージが定着させられているので、ためらっている人も多いかと思います。
でも実際に使っていて遅いと感じる時はあるが、それは3大キャリアを使っていた時もあったことですし、ただイメージに操られているだけのような気がします。もし使い物にならないほど頻繁に起こっているのなら格安SIMなど成立していないですよね。

この記事の冒頭で説明した、もし携帯電話料金で5,000円節約できたら将来に得られる利益をシミュレーションしたことを思い返してみてください。

そう考えると、乗換えにより料金が半分や３分の1になるメリットの方が大きいので検討する価値は十分あると思います。

もちろん、今の電話番号が変わらずに格安SIMに変更する（MNP）ことも可能です。

だから、仕事で使用するなど通話・通信放題が絶対に必要な人以外は、早く格安SIMに乗り換えることをオススメします。

節約に役に立つ書籍紹介

以上で記した支出の削減についてより深く根拠を学べる本を以下にご紹介します。

となりの億万長者〜成功を生む7つの法則〜

実際にお金持ちはどんな考え方や習慣のもとで生活をしているのかが紹介されています。億万長者になる人の特徴を日常の7つの法則から導き出した億万長者になりたい人のための書籍です。

臆病者のための億万長者入門

金融をベースとした資産形成においての知識を中心に紹介されています。その中で節約につながる考え方も盛り込まれています。

以上、この記事で実現できた「節約金額」は、考え方によってはこれまで「搾取されていた金額」と言い換えることが出来るのではないでしょうか？

決して生活を惨めにするためではなく、自分が思い描けるような人生が実現できるための生活の礎となるようなお金の使い方を心掛けていきましょう！

次回は買い物で節約する方法を紹介します。